編集元: 今までにあった修羅場を語れ【その19】
お金がなかった頃、2年間くらい学生中心の安いマンション
(一応マンションの括りだった)に住んでた時のこと。
ある夜、郵便受けの前で私宛の郵便とチラシなんかを仕分けてたら、
いきなり後頭部を固いもので『ガンッ』と殴られ、勢いよく
おでこを郵便受けに激突しそのまま横にドサッと倒れてしまった。
訳が分からず、かなり痛くて泣きながら見上げると、コンクリートのブロック?
を持ったままこちらも若干泣いてる若い娘さん、と言っても私と同い年くらいの子がいた。
するとその子は
「え?あれ…?」
と狼狽えながらぺちょんと尻餅をつき、その後ろでサラリーマン風の男の人が
通報してるのが見えたところで、私の記憶は途絶えてる。
気づいたら病院のベッドで横たわってて、母親が横でお茶飲んでた。
結果から言うと、まず怪我は本当に大したことなくて、血が大げさに出たくらいだった。
また私のことを殴った女性は、実は私の3つほど年上で、
なんと1年ほど女性のストーカーによるノイローゼに悩まされていたらしい。
その時、髪をばっさり切った私の後ろ姿がとてもそのストーカーにそっくりで、
自分の郵便受けを漁ってるように見えた為、このようなことをしでかしたと。
退院後にかなりの額のお金を携えて、自身の両親と一緒に私の家に謝罪しに来てくれた。
私は母親から人間違えで殴られたとしか聞いてなくて、かなりムカついていたが
その事情と、女性のやつれ具合にかなり気の毒になってしまい、
お金は治療費しか受け取らず(かなりごねられたが)、
母親が私に置いていった、地元の名産品を渡した。
この件がきっかけで、すぐに女性は実家に帰り、私もしばらくして転勤で引っ越すことになった。
殴られたことより、ショックで失禁していたらしいと
コッソリ教えられたことが修羅場だった…orz
その女性が子どもが生まれたと連絡をくれたので、なんとなくカキコ。